9月15・16日に第23回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会(http://www.cs-oto.com/jsdr2017/)が開催されました。
今回のテーマは「広げよう!つなげよう!摂食嚥下リハビリテーションの輪」であり、本学会には医師をはじめ看護師、言語聴覚士だけでなく理学療法士、作業療法士も多く参加しておりました。
当法人からも医師、言語聴覚士が参加し、本学会を通じ、摂食嚥下障害の改善には、言語聴覚士のみならず他職種の積極的な介入が必須であると強く感じました。食べるということはADLやQOL向上にとって欠かせないことであり、効果的なリハビリを実施するのに必要で、「食べられるようになるためにはどのようなアプローチが求められるのか?」「食べ続けていくためにはどのようなフォローが必要か?」といったことを、病棟・リハビリが共通して意識し、取り組んでいくことが求められると思いました。
発表演題は下記の通りです。
●長期的なバルーン拡張法によって流動的な嚥下から咽頭収縮を伴った嚥下を獲得したwallenberg症候群の一例(星 達也ST:竹の塚脳神経リハビリテーション病院)
●回復期病院におけるparkinson病を合併した経鼻経管栄養患者の病態と転帰(鈴木 弥奈ST:竹の塚脳神経リハビリテーション病院)
●経管切開術後経管栄養患者の退院時経口摂取可否の傾向と関連因子の検討(西村 友花ST:竹の塚脳神経リハビリテーション病院)
●脳血管障害による摂食嚥下障害の経口摂取への移行‐VF導入前後の比較検討―(日暮 結ST:竹の塚脳神経リハビリテーション病院)