愛里病院の大熊です。
12月は当院の言語聴覚士が企画して「入院患者さんが召し上がっている食事をスタッフが食べる」を行いました。食形態はソフト食とミキサー食を選択し、リハ科スタッフで試食をしました。普段私たちが食べているものとは大きく異なり、形が分からなかったり、味が大幅に薄かったり(普段私たちは濃い味の物を食べていることが多い?)、スタッフは初めての体験に驚く者もいました。
体験として、嚥下機能に問題がある方を意識して噛まずに舌で飲み込んだり食べさせてもらったりしました。スタッフが『あと一口』と何気なく患者さんに言っていることが患者さんには重荷になっているかも知れない、といったスタッフの感想が印象的でした。
健康であるため、また機能やADL回復に栄養補給はとても大切ですが、患者さんに対する食事のすすめかたは十分な配慮が必要であるとの認識を共有しました。
医療法人社団 民政会 愛里病院 リハビリテーション科
東京都足立区千住東1-20-12
TEL:03-3888-7721