こんにちは。
苑田第二病院の脇野です。
本日は、当院の家屋評価への取り組みについて紹介させていただきます。
当院では、多くの入院患者さまがご自宅へ退院されており、私たちは、退院後、円滑に在宅生活を送っていただけるよう患者さまのご自宅に訪問し、家屋内外の段差・配置などの状況把握、住宅改修の提案、ご自宅での動作指導・生活指導などを積極的に行っています。
家屋評価の実施件数は、年々増加しており、昨年度は19件でした。
カンファレンスなどで主治医、看護師、相談員とともに家屋評価の必要性について検討し、実施したことにより、自宅退院が困難であった方が自宅に退院できたこともありました。
今年度は、新たな取り組みとして、『家屋評価チーム』を形成いたしました。
個々では、福祉施策の概要や環境整備、福祉用具などを学び、福祉環境コーディネーターの資格取得を目指し、チームでは、家屋評価に関する相談や症例発表会を行い、皆で情報を共有することで、質の向上を目指します。
実際にご自宅に伺い、患者さまやご家族とともに問題点に着目し解決策を検討することで、患者さまへの理解を深め、よりよいリハビリテーションを提供していきたいと思います。