花はたリハビリテーション病院の回復期病棟における取り組みを紹介させていただきます。
今年度は患者様のよりよい生活動作能力獲得のため、チーム医療の促進を目標に掲げております。
具体的な取り組みとして、
① 介助指導カンファレンスを行い、病棟生活でより自立した動作方法の提案を行う
② 患者参加型デモンストレーションを通して、動作方法の共有を行う
③ リハビリテーション時間以外の離床を促進し、活動の機会を増やす
の3点です。
➁の患者参加型デモンストレーションの風景です。
患者様とリハビリテーションスタッフ、病棟スタッフが相互に協力し、移るベッドの高さや支える身体の位置の設定など、より患者様が力を発揮できる介助方法について共有を行っています。
つづいて、花はたリハビリテーション病院の障害者病棟における取り組みを紹介させていただきます。
障害者病棟では、脊髄損傷患者様や人工呼吸器管理の患者様など急性期・回復期を経た方に対して、集中的な個別リハビリテーションを提供しています。身体機能の回復だけでなく、自助具の作成や車椅子の選定・適合を行い、可能な限り自立した生活が行えるよう多角的な介入を行なっています。
また、今年度より脊髄損傷患者様に多くみられる排尿障害への支援として排尿ケアチームを立ち上げ、専門チームでの支援を行なっております。
特に脊髄損傷患者様の在宅復帰を目指したリハビリテーションに力を入れており、そのための設備も備わっています。
脊髄損傷患者様の理学療法では、床から車椅子に乗り移る練習も行います。
患者様がコミュニケーションをとれるように、様々な工夫をしながら作業療法を行っています。
最後に、花はたリハビリテーション病院の通所部門における取り組みを紹介させていただきます。
花はたリハビリテーション病院の通所リハビリテーションは、病院内で行うリハビリテーション専門の短時間デイケアです。利用者様が変化を実感できるよう、充実した個別リハビリテーションや個別性を重視した自主トレーニングを大切にしています!
今年度は「利用者様ひとりひとりに合わせた生活目標達成(=卒業)の支援」に、特に力を注いでいます。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響も丁寧に聴取しながら、目標達成に向けてサポートしています。
当院は4年前の開院以来、地域に密着した医療を推進するため、部署間連携を探求し続けています。医療保険から介護保険に引き継ぎながら、回復期~生活期までの積極的な機能回復、多面的な支援が可能な病院を目指しています。