苑田会リハビリテーション部には関連病院や、地域への装具連携活動を行う生活支援委員会Brace部門があります。
Brace(装具)とは病気やケガなどにより身体の機能が低下したり、失われたりした際に、その機能を補ったり、患部を保護、サポートするために装着するものです。例)画像は短下肢装具と長下肢装具
①短下肢装具(プラスチック) ②短下肢装具(金属支柱) ③長下肢装具(金属支柱)
当委員会の主な活動としては、苑田会リハビリテーション部の理念である「臨床」「教育」「研究」に基づき、患者様への治療方法の共有・装具療法におけるスタッフ人材育成・各病院の装具連携におけるデータ収集と解析・地域スタッフ(ケアマネージャー等)への装具勉強会の開催を行っています。
今年度は新型コロナウィルスの影響を考慮し、このような状況下においてもフォローアップを行えるよう活動しています。
今回は、コロナ禍における当法人の生活支援委員会Brace部門の取組みを3つご紹介致します。
①Web会議システムを活用した委員会活動
ZOOMを使用し、従来の集合密集型を避けた定例会議を行っています。
②動画配信を利用した勉強会配信(教育)
今年度も教育を継続できるようWeb上で講義動画を聴講できるように取り組んでいます。
配信期間内であれば、自身の都合の良い時間に学習できるようになった点は利点となりました。
また必要に応じて、復習聴講できることも利点です。
③各病院のBrace部員によるフォローアップや研鑽
各病院にBrace部があり、たくさんの部員が存在します。Brace関連においてフォローアップや装具療法の研鑽に従事しています。今回は、当法人のリハビリテーション病院3病院のBrace部員をご紹介致します。
①苑田会リハビリテーション病院 ②花はたリハビリテーション病院
③竹の塚脳神経リハビリテーション病院
コロナ禍においても装具療法を受けられる皆様に不安のないよう活動を継続しています。
まだまだ課題が残りますが、今後も方法を工夫して活動していく所存です。
苑田会リハビリテーション部 生活支援委員会Brace部門
花はたリハビリテーション病院 理学療法士
手島雅人