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【苑田第二病院 作業療法部門の紹介】

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当院は亜急性期から維持期の一般病院で、リハビリテーション科には20名のスタッフが在籍しています。

作業療法士は4名で、入院・外来の患者さまを対象に実施しています。

主な対象疾患は胸椎や腰椎、四肢の骨折等の運動器疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害、心機能障害や腎機能障害・内科疾患・外科疾患などによる廃用症候群など多岐にわたります。

60床すべて地域包括ケア病床であることから、多くの入院患者さまがご自宅へ退院されています。在宅復帰に向けて、医師、看護師、理学療法士、薬剤師、栄養士、相談員と連携し力を合わせて支援をしています。

 

作業療法士は、ADL・IADLの能力低下、手指の機能障害、高次脳機能障害、認知機能障害により自宅復帰や社会復帰が困難な方々に対して積極的に関わっています。患者さまにとって大切な作業が行えるように、笑顔で生活できるように、作業活動に注目し、早期のADL自立、自宅退院、家庭復帰、社会復帰を目標に実施しています。

作業療法では関節可動域練習や動作練習だけでなく、巧緻動作や高次脳機能・認知機能の練習課題として、紙細工や籐細工、紐細工なども取り入れています。同じ作品でも患者さまによって、それぞれ課題は異なるため、工程や環境を工夫します。患者さまの間で展示した作品が話題になったり、患者さまから作り方を教えていただいたりすることが多くあります。作業活動を通じて、人と人とがつながり、自己肯定感を高め、活気のある日々が送れるようにすすめています。

またOTミーティングでは、日頃の業務や作業療法のこと、解らないことや悩んでいることを共有し、意見交換をしています。よりよい作業療法を提供すること、スタッフ間の相互理解と協力が目的です。作業療法士として働き、職業人として成長していきたいと考えています。

新型コロナウィルスの感染対策として、機能訓練室では、プラットホームやテーブルの配置にはゆとりをもって、換気・清掃を入念におこなっています。また、外来患者さまと入院患者さまの実施時間を分けるなど、感染予防、安心・安全な環境づくりを心がけています。

機能訓練室の窓からは大きな空と足立区の景色を見渡すことができ、開放的な空間です。明るく元気なスタッフが多く、笑顔と活気にあふれています。

 

これからもどうぞよろしくお願いします。

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