今回は、生活支援委員会Brace部門より「短下肢装具のチェックポイント」についてお知らせします。
突然ですが、この記事をお読みの方に伺います!!
自動車や住宅・建物には「定期メンテナンス」がありますよね?
それでは、脳卒中後に手や足が麻痺された方に処方される「装具」には定期的なメンテナンスがあると思いますか??
正解を申しますと実は、処方された装具には、定められた「定期メンテナンス」というものは、今のところはございません。しかしながら、使用されている装具には、耐用年数が決まっていたり、不適合のまま使用を続けたりすると身体に様々なトラブルが生じる可能性もございます。
ご入院されている患者様の使用している装具や身体に異変があったりすると、リハビリスタッフなどが気づき、対処を講じることが可能です。しかし、退院された患者様ご自身が、身体や装具の異変に気づくことは難しいかもしれません。
異変のある装具をそのまま使用し続けていると、二次的な障害を引き起こしてしまう可能性があります。
そこで、退院されてから使用することの多い「短下肢装具」のチェックポイントを以下にご紹介します。このチェックポイントを活用することで、いち早く身体や装具の異変に気づき、二次的な障害を予防することが可能になると思われます。
患者様ご自身だけではなく、ご家族の方も是非ご活用下さい。
いかがでしたか?もし上記のチェックポイントに当てはまる・もしくは気になる点がございましたら、
装具ノートに記載されている装具製作会社または、装具を作成した病院にお問い合わせください。
装具ノートについてご不明な点がございましたら、こちらを参照して下さい。
今後も患者様に、質の高い装具療法を提供できるように努めてまいります!
苑田会リハビリテーション部 生活支援委員会Brace部
苑田第二病院 理学療法士
口石 健悟