1月29日に第9回 区東北部・東部ブロック学術集会(http://pttokyo.net/kensyu/2016/11/7013.html)が首都大学東京 荒川キャンパスにて開催されました。今回の特別講演のテーマは「国際スポーツ競技大会で求められる理学療法士の役割」と「リハビリテーションロボットの動向」で、今後の理学療法の発展と可能性を感じられた学会でした。苑田会リハビリテーション科から以下の6演題を発表してきました。
口述発表
・頚椎症性脊髄症の既往がある脊椎圧迫骨折後患者に対する両側短下肢装具を使用した歩行練習の効果 ~6分間歩行距離を用いた検討~(若松綾乃PT 竹の塚脳神経リハビリテーション病院)
・上腕・前腕骨骨折後の術後感染症により慢性疼痛を有した患者に対して運動課題の自己決定・報酬の付与を組み合わせた介入効果の検討 ―運動恐怖感、痛みに対する自己効力感を用いて―(槇野遥香PT 竹の塚脳神経リハビリテーション病院)
・電気的遠心性収縮を用いた介入が転倒恐怖感の軽減にもたらす効果~疼痛と大腿四頭筋筋出力に着目して~(高橋慶倫PT 苑田会リハビリテーション病院)
・ワーキングメモリトレーニングによる二重課題歩行時の継続的変化~二重課題条件下での歩行能力評価にGait analysis proを使用した一症例~(西原千晶PT 苑田会リハビリテーション病院)
・運動イメージ低下を来した症例に対するメンタルローテーションの介入効果~Falls Efficacy Scaleを指標にして~(妹尾康平PT 苑田会リハビリテーション病院)
・短下肢装具足継手の選考を客観的評価に基づき施行した一症例~三次元動作解析装置を用いて~(佐藤智仁PT 苑田会リハビリテーション病院)
今回、苑田会リハビリテーション病院の妹尾康平PTが大会長賞を受賞しました。以下、妹尾PTからのコメントです。
演題発表では、他院の先生方からの質問とアドバイスを通して、新たな視点での考え方に気付くことができました。また、今回大会長賞を頂くことが出来、とても励みになりました。今回の経験を今後の臨床に活かしていきたいと思います。