「回復期リハビリテーション病棟協会第29回研究大会in広島(https://confit.atlas.jp/guide/event/kaifukuki2017hiroshima/top?lang=ja)」が2017年2月10~11日、 広島国際会議場及び広島市文化交流会館で開催されました。当法人から総勢10名の発表者が参加してきました。
本学会のメインテーマは「レベルアップ、スピードアップ、フォローアップ」であり、それぞれ「リハビリ医療の質向上」、「患者改善や連携の効率向上」、「地域生活継続への貢献」という思いが込められていました。多くの特別講演やランチョンセミナーもあり有意義な学会でした。
口述発表
1) 回復期リハビリテーション病棟入棟時に車いすを使用していた患者の実績指数に影響を及ぼすFIM細項目の検討(伊藤貴史PT 苑田会リハビリテーション病院)
2) 意味のある作業が上肢及び体幹機能に及ぼす影響~STEF及び三次元動作解析装置を用いたFRTによる検証~(谷川絵里子OT 苑田会リハビリテーション病院)
3) 脳卒中片麻痺患者の車椅子片側下肢駆動速度向上に最適な車椅子シーティングの検討~三次元動作解析装置を用いて各シーティングにおける骨盤運動の変化量を比較~(石井健史PT 苑田会リハビリテーション病院)
4) 回復期リハビリテーション病棟における運動器疾患患者の実績指数に影響を及ぼす因子の検討~FIM細項目の多変量解析による検討~(岡村佑人PT 苑田会リハビリテーション病院)
ポスター発表
5) 身体機能及び認知機能がバランス不良患者の歩行自立度に与える影響~Functional Balance Scaleにおいてグレーゾーンに位置付けられた患者での検討~(小林武司PT 苑田会リハビリテーション病院)
6) 認知症高齢者に対する集団療法の効果(第2報)~全般的認知機能の改善に関連する因子の抽出~ (丸山雄太OT 苑田会リハビリテーション病院)
7) 運動器疾患患者における回復期病棟退院時の歩行能力に影響を与える因子の抽出~入院時評価より歩行器使用の有無の予測~(大田原遥PT 苑田会リハビリテーション病院)
8) 回復期リハビリテーション病院における脳血管障害者の食道期嚥下障害,及び関連因子の調査 (星達也ST 竹の塚脳神経リハビリテーション病院)
9) 当院回復期における年齢がFIMに及ぼす影響~FIM-effectivnessと補正FIM-effectivnessを用いての検討~ (福岡宏之PT 竹の塚脳神経リハビリテーション病院)
10) 随意運動介助型電気刺激装置の長時間使用による重度麻痺側上肢機能障害の改善例 (馬橋啓介OT 竹の塚脳神経リハビリテーション病院)
以下、大田原PTのコメントです。
今回、初めての学会発表で、自身の研究を他者へ説明・理解してもらう事の難しさを強く感じました。また、学会発表全体を通して自身の視点・視野を広げ、幅広い知識を得ることができ、貴重な経験をすることが出来ました。