苑田第一病院リハビリ科
急性期リハビリテーション病院です。

苑田会の急性期病院の一つで、病気を発症して間もない患者様や術後早期の患者様に対し、医師や看護師、相談員と連携し、早期離床を目標にリスク管理を行い、病態を把握しながら病室より積極的にリハビリテーションを行い、早期退院(転院)を目指しております。
当科スタッフはPT20名、OT7名、ST6名の計33名にて取り組んでおります。スタッフ全員でより良いリハビリテーションを提供するため、切磋琢磨し、知恵を出し合い作り上げております。
“早期離床、早期退院”を目指し、患者様一人一人の個性を大切に、日々のリハビリテーションに取り組んでおります。

今年度は2名の新人セラピストが加わりました。

 

早期よりリハビリテーションを開始します。
<早期離床>
医師、看護師と連携しながら心電図モニター管理や点滴治療中の状態からリハビリテーションを始めます。これにより入院後や手術後早期からリハビリテーションが可能となり、筋力の低下や関節が固まるといった廃用症候群の予防や生活・活動範囲の拡大を助けます。
<装具療法>
脳卒中治療ガイドライン2015では、座位・立位、装具を用いた歩行練習といった内容で、できるだけ早期からの積極的リハビリテーションを行うこと、また、理学診療ガイドライン・脳卒中 では、早期理学療法、早期歩行練習、装具療法がグレードA で推奨されています。
当院でも早期から装具作製をし、リハビリテーションに導入することで、患者様の身体機能の回復を目指していきます。
<カンファレンス>
医師や看護師、相談員と週に一度カンファレンスを実施し、患者様の情報の共有や相談、方向性の検討等を行っております。退院後の生活に不安がある方には、担当スタッフが患者様の御家族から頂いた家屋情報をもとに手すり・スロープ設置、福祉用具の選定などの提案をさせて頂いております。
 
<チーム医療>
当科スタッフを脳外科班と、整形・内部疾患班とに分け、担当制をとっています。これにより、医師、看護師やその他病棟スタッフとの連携を密にすることでより円滑なリハビリテーションの提供を可能とします。
 
<早期より嚥下評価・練習>
早期より嚥下機能を評価し、食事を開始することで、栄養状態を確保し全身状態の安定へとつなげていきます。また、当科スタッフによる食事介助を昼食時に行い、患者様の嚥下の状態を確認しています。
<集団作業活動>
作業療法室にてセラピストと患者様による 集団作業活動(アクティビティ)を行っています。
カレンダー作りやボーリング大会、風船バレーなど、 患者様の身体機能に合わせた活動にて自発性を促し、 活動性を高め、意欲向上へと繋げております。

 

リハビリテーションを実施している主な疾患。
主な対象疾患
脳神経外科 脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・硬膜下血腫・脳腫瘍・髄膜炎・めまいなど
整形外科 大腿骨頚部骨折術後・大腿骨転子部骨折術後・骨髄損傷など
内科 肺炎・COPD・尿路感染症・敗血症など
外科 胃癌・大腸癌手術前後・腸閉塞・胆嚢炎など
循環器 心不全・バイパス術後など

 

昨年度のリハビリ件数。
平成30年度
総件数 3156件
脳神経外科 1230件
整形外科 629件
内科 686件
外科 470件
その他 141件

 

昨年度の在宅復帰率。
在宅復帰率 98.1%
平均在院日数 15.5日
救急搬入数 10441件

 

院内勉強会について。

教育制度については、新人教育制度や科内勉強会、院内勉強会、当院の医師が主催する勉強会などを盛んに行い、呼吸や循環など急性期のリハビリテーションで必要な知識技術を含め、医療従事者として必要な知識を身に付けることのできる環境を整えております。また、半期に一度、新人症例検討会を実施し、知識・技術向上を目標とした新人教育に努めています。

 

アピールポイント。

・ハイケア病棟、人工呼吸器管理中の患者様など重傷度の高い患者様に対してのリハビリを行っています。
・当院では年間3000件近いリハビリテーションオーダーがあり、他の病院では担当する機会のない疾患を担当することも多々あります。
・急性期から在宅復帰される方への支援として、他職種と情報共有を積極的に行い、患者様やご家族に退院時指導を行っています。
・医師・看護師・リハビリスタッフで構成されるがんリハチームが4グループあり、術前・術後のリハビリをはじめ、治療・病状に合わせて他職種連携をしながら介入を行っています。
・急性期病院ですが、季節ごとのイベントやアクティビティ(花見・七夕・花火鑑賞・イルミネーション鑑賞・クリスマスイベント・書き初め等)を医師・看護師と供に行っています。
・OT部門では急性期から積極的に多様なアクティビティの実施を行っています。
・急性期病院で6名ものSTが所属している病院は少なく、当院はST同士で相談し合える環境が整っています。

 

スタッフの所属学会&資格。

<認定療法士>
認定理学療法士   呼吸器              堀拓朗PT
認定理学療法士   運動器              山部拓也PT                                                                              認定理学療法士   脳卒中              田中進吾PT
認定言語聴覚士   失語・高次脳機能障害                遠藤貴之ST

<所得資格>
3学会合同呼吸療法認定士  9名
栄養サポートチーム(NST)専門療法士 1名
日本DMAT隊員  1名
医療安全管理者 2名
がんのリハビリテーション研修終了者 10名
BLSプロバイダー 2名
福祉住環境コーディネーター 2名

<所属学会>
日本心臓リハビリテーション学会会員 2名

 

 

平成30年度発表実績。
学会発表タイトル 発表学会 氏名・職種
当法人における言語聴覚士のグループビデオ電話(Skype)を利用した症例検討会についてのアンケート調査報告 東京都言語聴覚士総会学術フォーラム 遠藤貴之・ST
重度の記憶障害を呈した辺縁葉後端部の脳腫瘍例 第19回日本言語聴覚士学会 小原健輔・ST
急性期脳卒中患者における48時間以上の経口気管内挿管は経口摂取可否に影響を与える因子か? 第24回日本摂食嚥下リハビリテーション学会 小原健輔・ST
Arnold神経を刺激し咳反射を誘発したことで経口摂取に移行できた症例-咳反射の定着を目指して- 第24回日本摂食嚥下リハビリテーション学会 日暮結・ST
左片麻痺が悪化し感覚障害を呈した患者様の起居動作-視覚フィードバックが起居動作に対する影響- 第37回東京都理学療法学術集会 市村直樹・PT
大腿骨頚部骨折術後患者の術後1週での
歩行能力による予後予測
第37回東京都理学療法学術集会 佐々木麗・PT
橋梗塞により運動失調を呈したため評価から分類した上で体幹の反復練習を中心に介入し独歩自立となった症例 第37回東京都理学療法学術集会 渡邊聖奈・PT
COPDによる労作時呼吸困難感が行動意欲を低下させADLに狭小化が生じた症例への活動促進の試み 第37回東京都理学療法学術集会 田中徳大・PT
下肢の爆発的筋力と筋収縮速度との関連性 第6回日本運動器理学療法学会学術集会 岡田貴裕・PT
脳卒中急性期における装具療法と回復期連携 チームケア研究会 脳卒中の連携を考える会 田中進吾・PT
左上肢での粗大運動により食事の自力摂取が可能となった症例-持続性注意と左側認識向上に着目して- 第15回東京都作業療法士学会 鈴木明日美・OT
平成30年度論文掲載。
論文タイトル 掲載雑誌 氏名・職種
急性期におけるがん患者リハビリテーション導入の効果 理学療法東京 堀拓朗・PT
書籍執筆。
書籍タイトル 出版社 氏名・職種
PT評価 ポケット手帳 ヒューマン・プレス 繁田卓弥・PT
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