苑田第一病院リハビリ科
急性期リハビリテーション病院です。

 

苑田会の急性期病院の一つで、病気を発症して間もない患者様や術後早期の患者様に対し、医師や看護師、相談員と連携し、早期離床を目標にリスク管理を行い、病態を把握しながら病室より積極的にリハビリテーションを行い、早期退院(転院)を目指しております。
当科スタッフはPT25名、OT7名、ST6名の計38名にて取り組んでおります。スタッフ全員でより良いリハビリテーションを提供するため、切磋琢磨し、知恵を出し合い作り上げております。
“早期離床、早期退院”を目指し、患者様一人一人の個性を大切に、日々のリハビリテーションに取り組んでおります。

 

今年度は3名の新人セラピストが加わりました。

 

早期よりリハビリテーションを開始します。
<早期離床>
医師、看護師と連携しながら心電図モニター管理や点滴治療中の状態からリハビリテーションを始めます。これにより入院後や手術後早期からリハビリテーションが可能となり、筋力の低下や関節が固まるといった廃用症候群の予防や生活・活動範囲の拡大を助けます。
<装具療法>
脳卒中治療ガイドライン2015では、座位・立位、装具を用いた歩行練習といった内容で、できるだけ早期からの積極的リハビリテーションを行うこと、また、理学診療ガイドライン・脳卒中 では、早期理学療法、早期歩行練習、装具療法がグレードA で推奨されています。
当院でも早期から装具作製をし、リハビリテーションに導入することで、患者様の身体機能の回復を目指していきます。
<カンファレンス>
医師や看護師、相談員と週に一度カンファレンスを実施し、患者様の情報の共有や相談、方向性の検討等を行っております。退院後の生活に不安がある方には、担当スタッフが患者様の御家族から頂いた家屋情報をもとに手すり・スロープ設置、福祉用具の選定などの提案をさせて頂いております。
 
<チーム医療>
当科スタッフを脳外科班と、整形・内部疾患班とに分け、担当制をとっています。これにより、医師、看護師やその他病棟スタッフとの連携を密にすることでより円滑なリハビリテーションの提供を可能とします。
<早期より嚥下評価・練習>
早期より嚥下機能を評価し、食事を開始することで、栄養状態を確保し全身状態の安定へとつなげていきます。また、当科スタッフによる食事介助を昼食時に行い、患者様の嚥下の状態を確認しています。
<集団作業活動>
作業療法室にてセラピストと患者様による 集団作業活動(アクティビティ)を行っています。
カレンダー作りやボーリング大会、風船バレーなど、 患者様の身体機能に合わせた活動にて自発性を促し、 活動性を高め、意欲向上へと繋げております。

※上記写真は新型コロナウイルス流行前の状況です。現在のリハビリテーション介入時はスタッフのマスク・アイガード・フェイスシルード・手袋・エプロン着用を徹底し、患者様はマスクを着用しています。

リハビリテーションを実施している主な疾患。
主な対象疾患
脳神経外科 脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・硬膜下血腫・脳腫瘍・髄膜炎・めまいなど
整形外科 大腿骨頚部骨折術後・大腿骨転子部骨折術後・骨髄損傷など
内科 肺炎・COPD・尿路感染症・敗血症など
外科 胃癌・大腸癌手術前後・腸閉塞・胆嚢炎など
循環器 心不全・バイパス術後など

 

昨年度の在宅復帰率。
平均在院日数 16.4日
救急搬入数 10472件

 

院内勉強会について。

教育制度については、新人教育制度や科内勉強会、院内勉強会、当院の医師が主催する勉強会などを盛んに行い、呼吸や循環など急性期のリハビリテーションで必要な知識技術を含め、医療従事者として必要な知識を身に付けることのできる環境を整えております。また、半期に一度、新人症例検討会を実施し、知識・技術向上を目標とした新人教育に努めています。

 

アピールポイント。

・ハイケア病棟、人工呼吸器管理中の患者様など重傷度の高い患者様に対してのリハビリを行っています。
・当院では年間3000件近いリハビリテーションオーダーがあり、他の病院では担当する機会のない疾患を担当することも多々あります。
・急性期から在宅復帰される方への支援として、他職種と情報共有を積極的に行い、患者様やご家族に退院時指導を行っています。
・医師・看護師・リハビリスタッフで構成されるがんリハチームがあり、術前・術後のリハビリをはじめ、治療・病状に合わせて他職種連携をしながら介入を行っています。
・急性期病院ですが、季節ごとのイベントやアクティビティ(花見・七夕・花火鑑賞・イルミネーション鑑賞・クリスマスイベント・書き初め等)を医師・看護師と供に行っています。※現在は感染対応のため行っていません。
・OT部門では急性期から積極的に多様なアクティビティの実施を行っています。
・急性期病院で6名ものSTが所属している病院は少なく、当院はST同士で相談し合える環境が整っています。

 

スタッフの所属学会&資格。

<認定療法士>
認定理学療法士   運動器  1名

認定理学療法士   循環器  1名

認定理学療法士   スポーツ 1名

認定理学療法士   脳卒中  2名

認定言語聴覚士   成人発声発話領域 1名

認定言語聴覚士   失語・高次脳機能障害    1名

<所得資格>
3学会合同呼吸療法認定士  11名

日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー 1名
栄養サポートチーム(NST)専門療法士 1名
医療安全管理者 1名
がんのリハビリテーション研修終了者 9名
BLSプロバイダー 3名
福祉住環境コーディネーター 3名
キネシオテーピングプロティクショナー 1名

第一種衛生管理者 1名

公衆衛生学 修士 1名

リハビリテーション学 修士 1名

<所属学会>

日本公衆衛生学会 1名

日本人工関節学会 1名
日本心臓リハビリテーション学会会員 3名
日本離床学会 4名
日本テーピング学会 1名
日本徒手療法学会 1名
日本ボバース研究会 1名
日本ディサースリア臨床研究会 1名
日本高次脳機能障害学会 1名
日本全体構造臨床言語学会 1名
日本音声言語医学会 1名
日本臨床栄養代謝学会 2名
日本口腔ケア学会 1名

所有資格、認定療法士についてのお問い合わせ先

苑田第一病院リハビリテーション科 電話:03-3850-5721(代)

<昨年度発表実績>
学会発表タイトル 発表学会 氏名・職種
大腿骨頚部骨折術後に破局的思考を認め集団コミュニケーションによりFIMが改善した一症例 The effect of group recreation in post-operative femoral neck fracture patient with catastrophic thinking.-A case report- 第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 山部拓也PT
リハビリテーション栄養を中心とした急性期チーム医療を実践した在宅からの高度栄養障害患者の一例 A case of severe malnutrition patient in community-dwelling followed by team management including rehabilitation. 第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 辻本依子ST
心臓リハビリテーションカンファレンス実施の効果
日本心臓リハビリテーション学会

第5回関東甲信越支部地方会

山部拓也PT
入院期心不全患者における退院時歩行自立に影響する因子の検討 第39回東京都理学療法学術大会 山部拓也PT
入院期心不全患者における転帰に影響する因子の検討 第39回東京都理学療法学術大会 岡本裕介PT
大腿骨頚部骨折患者における急性期病院退院時の歩行自立可否に影響する要因の調査 第39回東京都理学療法学術大会 高橋慶樹PT
大腿骨頸部骨折術後患者に神経筋電気刺激療法を併用した起立着座練習を行い歩行・FIMが改善した症例 第39回東京都理学療法学術大会 原瑞樹PT
脳血管障害後に大腿骨頚部骨折を受傷し痙縮により立位練習に難渋したが神経筋電気刺激法により改善を認めた一症例 第39回東京都理学療法学術大会 林洋暁PT
<書籍掲載>
タイトル 氏名・職種
介護予防ガイド 実践・エビデンス編

(運動機能向上マニュアル・運動器の既往のあるもの)

林洋暁PT
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