■全国トップレベルの人工関節の手術件数とスポーツ整形の専門施設です。
当院の理学療法士は、「臨床」、「教育」、「研究」の3本柱で力を入れております。「臨床」では、エビデンスに基づいた治療を実施しております。エビデンス知識を向上するために、英文抄読会などを実施し、常にアップグレードするよう取り組んでおります。また、技術面の向上に関して、触診や徒手療法の勉強会を通して技術を高め合うことや、症例検討を実施し、治療に生かせるよう実践しております。「教育」の面では、教育係を設けてマンツーマン指導に合わせて、誰にでも相談できる風土を整えております。「研究」では、学会発表できるよう研究および統計に関する勉強会などを実施しております。また、以前にも介入研究も数回も実施しており、介入研究が出来る環境であります。
入院中は早期回復のために早期離床、疼痛管理をしっかり行い、退院後は継続したリハビリができるように外来リハビリテーションを設けております。また、早期退院が困難、遠方からお越しいただく患者様などに対しては、苑田会グループ内のリハビリテーション専門施設と連携し、丁寧な術後のケアも可能となっております。さらに、術後スポーツ活動、長期の耐久性を満たすための最先端医療を行っています。患者様にも人工関節治療を十分に理解して頂くために、徹底した説明(インフォームドコンセント)を行います。
リハビリテーション科では、よりよい治療を患者様へ提供するために行動目標を掲げ日々取り組んでおります。
【リハビリテーション科の行動目標】
✓ビジョン
・日本一の人工関節リハビリテーションを提供する組織
・人工関節のリハビリテ-ションといえば、当院だと言われる組織
✓ビジョン達成のためのミッション
・術後患者様の早期回復
・術後患者様のADL・QOLの拡大
・患者様の人生を変える
✓ミッション達成のための共有するべき価値観
・PTが患者様の人生が良い方向へ変わるきっかけを作る
・患者様のニーズを把握し、ムリ・ムダ・ムラをなくし、PTと患者様の相互満足と信頼感を獲得する
・個々のスキル向上するために、自主的に学習行動(調べる・聞く)を行う
リハビリテーション科の取り組み
当院では入院リハビリテーションと外来リハビリテーションを行っています.入院リハビリテーションでは主に手術後の患者様を,外来リハビリテーションでは,手術前・退院後の患者様や保存療法の患者様を対象としています.
リハビリテーション科の特色。
リハビリを実施している主な疾患
・人工膝関節全置換術後 ・人工膝関節単顆置換術後 ・人工股関節全置換術後 ・変形性股関節症 ・変形性膝関節症 |
・変形性足関節症 ・先天性股関節脱臼 ・大腿骨・脛骨内顆骨壊死症 ・リウマチ性関節炎 ・半月板損傷 |
・膝靭帯損傷 ・スポーツ外傷・傷害 (肩・足関節など) ・その他整形外科疾患 |
過去2年間のリハビリ件数
2019年 | 2020年 | |||
疾患 | 入院 | 外来 | 入院 | 外来 |
膝関節 | 580 | 396 | 577 | 471 |
股関節 | 180 | 145 | 181 | 161 |
スポーツ外傷・障害など | 36 | 38 | 37 | 37 |
院内勉強会
英文抄読会(毎週)
治療・技術勉強会(毎週)
統計勉強会(随時)
新人向け勉強会(随時)
触診実技勉強会(肩・脊柱・骨盤・股・膝・足関節)
スタッフの所属学会および取得資格
<専門・認定療法士資格>
専門・認定分野 | 領域 | 氏名・職種 |
専門理学療法士 | 運動器 | 田中友也PT |
認定理学療法士 | 運動器 | 田中友也PT |
認定理学療法士 | 運動器 | 山本尚史PT |
認定理学療法士 | スポーツ | 山本尚史PT |
認定理学療法士 | 運動器 | 池田光佑PT |
認定理学療法士 | 運動器 | 田澤智央PT |
認定理学療法士 | 運動器 | 髙橋遼PT |
認定理学療法士 | 運動器 | 川島雄太PT |
認定理学療法士 | 運動器 | 長野愛PT |
認定理学療法士 | 運動器 | 中原愛加PT |
<所属学会>
日本理学療法士協会13名
日本人工関節学会 4名
日本徒手理学療法学会 1名
日本臨床スポーツ医学会 1名
日本運動器理学療法学会 専門会員A 2名
日本小児保健協会 1名
<所得資格>
日本スポーツ協会公認ジュニアスポーツ指導員 1名
CSCS(認定ストレングス& コンディショニングスペシャリスト) 1名
医療安全管理者 2名
赤十字ベーシックサポートライフサポーター 5名
理学療法学修士 1名
リハビリテーション修士 1名
専門・認定療法士、所有資格についてのお問い合わせ先
苑田人工関節センター病院リハビリテーション科
電話: 03-5831-1811(代)
<理学療法士協会および院外活動>
日本理学療法士協会 協会指定管理者(上級) 1名
日本理学療法士協会 協会指定管理者(初級) 1名
日本理学療法士協会 臨床実習指導者講習会 世話人 1名
東京都理学療法士協会 教材資料部 2名
東京都理学療法士協会 ライフサポート部 1名
東京都理学療法士協会 足立区支部 1名
東京都理学療法士協会 受託研修部 1名
ガイドライン作成班フレイル理学療法ガイドライン 1名
学会発表実績(昨年度)
学会発表タイトル | 発表学会 | 氏名・職種 |
Association of difficulty in descending stairs with age and sex group in patients underwent total knee arthroplasty | 第13回国際リハビリテーション医学会 | 田澤智央PT |
人工膝関節全置換術後における階段昇降時に膝痛が残存する要因 | 第56回日本リハビリテーション医学会 | 田中友也PT |
人工膝関節全置換術後版Pain coping skills trainingが有効な患者の特徴 | 第56回日本リハビリテーション医学会 | 小森陽介PT |
人工膝関節全置換術における年代別の日常生活困難感の回復過程 | 日本運動器理学療法学術大会 | 八鳥愛加PT |
人工膝関節全置換術翌日の離床レベルに影響を与える要因、順序ロジスティック回帰分析による検討 | 第3回日本リハビリテーション医学会 秋季学術集会 | 池田光佑PT |
末期変形性股関節患者におけるDuchenne跛行の有無と関連する因子の検討:Kinectを臨床活用した横断研究 | 第3回日本リハビリテーション医学会 秋季学術集会 | 長野愛PT |
術後3カ月の人工膝関節全置換術患者における歩行中の最大膝屈曲角度に影響を与える因子の検討 | 第3回日本リハビリテーション医学会 秋季学術集会 | 伊藤翼PT |
高校男子バスケットボール部選手の身体機能とシンスプリント症状件数の推移-当院のスクールトレーナ―による障害予防活動報告から- | 第30回日本臨床スポーツ医学会学術集会 | 山本尚史PT |
人工膝関節全置換術患者のパフォーマンス能力と股外転筋力の関連~膝伸展筋力と股外転筋力のどちらが影響するか~ | 第50回日本人工関節学会 | 田中友也PT |
人工膝関節全置換術入院患者に対するpain coping skills trainingの効果 | 第50回日本人工関節学会 | 小森陽介PT |
片側人工股関節全置換術患者における歩行中の関節間力と非術側股関節最小関節裂隙幅の関連 | 第50回日本人工関節学会 | 田澤智央PT |
人工膝関節全置換術の深部静脈血栓症予防に対する術後当日理学療法(PTケア)介入の効果-性別での層別無作為化比較試験- | 第50回日本人工関節学会 | 髙橋遼PT |
人工関節全置換術後患者における肥満度が歩行パラメータに与える影響:Kinectを用いた解析 | 第50回日本人工関節学会 | 八木勇太PT |
論文,書籍掲載
書籍タイトル | 出版社 | 氏名・職種 |
特集
最近の人工膝関節置換術と術後のリハビリテーション |
Journal of CLINICAL REHABILITATION | 田中友也PT |
人工膝関節置換術患者の運動習慣と身体機能の調査 | 理学療法東京 | 田中友也PT |
人工膝関節置換術患者の運動習慣と身体機能の調査及び転倒予備群の検討 | 理学療法東京 | 田中友也PT |
人工膝関節全置換術の深部静脈血栓症に対する当日理学療法(PTケア)の効果‐ランダム化比較試験による検証‐ | 理学療法学 | 髙橋遼PT |
書籍タイトル | 出版社 | 氏名・職種 |
人工膝関節全置換術の理学療法 | 文光堂 | 田中友也PT |
人工関節のリハビリテーション‐術前・周術期・術後のガイドブック‐ | 三輪書店 | 田中友也PT |
疾患別整形外科理学療法ベストガイド 下肢編 | 中外医学社 | 田中友也PT |
PT評価 ポケット手帳 | ヒューマンプレス | 山本尚史PT |
エピソードで学ぶ転倒予防78 | 文光堂 | 田中友也PT |
メディカルスタッフのためのひと目で選ぶ統計手法 | 羊土社 | 田中友也PT |
フレイル対策実践ガイド‐高齢者の機能レベルに応じた運動プログラム‐ | 新興医学出版社 | 田中友也PT |
PT症例レポート赤ペン添削ビフォー&アフター | 羊土社 | 田中友也PT |